후리가나로 읽는 일본 고전
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じゅうにしこう
十二支考(上)〔全2冊〕
南方 熊楠
南方 熊楠의 十二支考(上)〔全2冊〕(じゅうにしこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 290,735자 · 566화면
三巻五頁)多く言ったは、交通不便の世に宝玉真珠等の出処を知らぬ民が、貴人の頭上に宝冠を戴くごとく希有の動物の頭にかかる貴重物を授くと信じたからで、後世その出処がほぼ分ってもなお極めて高価な物は竜蛇の頭より出ると信じたのであろう。
右様に竜が戦いに負けて人に救いを求めた話が少なからぬに、馬琴はその『質屋庫』三にそれらを看過して一言せず、湖の竜が秀郷の助力を乞うた譚をただただ唐の将武が象に頼まれて巴蛇を殺し象牙を多く礼に貰うて大いに富んだてふ話を作り替えたものと断じたは手脱りだ(馬琴が言うた通り巴蛇象を食い三年して骨を出すと『山海経』にあれば古く支那で言うた事で、ローマのプリニウスの『博物志』八巻十一章にも、インドの大竜大象と闘うてこれを捲き殺し地に僵るる重量で竜も潰れ死すと見ゆ)、『質屋庫』より数年前に成った伴蒿蹊の『閑田次筆』二やそれより七十年前出来た寒川辰清の『近江輿地誌略』十一に引いた通り、『古事談』に次の話あれば勇士が竜を助けて鐘を得た話は鎌倉幕府の代既にあったのだ。その文を蒿蹊が和らげたままに概略を写すとこうだ。