일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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じゅうにしこう

十二支考(上)〔全2冊〕

南方 熊楠

南方 熊楠의 十二支考(上)〔全2冊〕(じゅうにしこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 290,735자 · 566화면

아오조라 문고

かかる無用の事を聞かせて異種殊俗の民に侮慢の念を生ぜしめ、鼎の軽重を問わるるの緒を啓いた例少なからず。かく言うものの、賺し屁の放り元同然日本における屁の故事を詳らかにせねど、天正十三年千葉新介が小姓に弑せられたは屁を咎めしに由り、風来の書いた物に遊女が放屁を恥じて自殺せんとするを、通人ども堅く口外せぬと誓書を与えて止めたと見れば、大昔から日本人は古ローマ人のごとく屁を寛仮せず、海に入り砂に埋むるまでなくとも、むしろアラビヤ人流に厳しく忌んだらしい。これすなわち本邦固有の美風だから、吉凶にかかわって日時を転るの旧慣を絶つとも、下気は泄出の様子までも公報する外国風を採るなどの事なきを望むと、かく答えた予の書牘を読んで、誠に万事西洋模倣の今日よいところへ気が付かれたと、昨春田辺へ来られた節親り挨拶あり。それも決して座成的のものでないと見え、何処とかへ代議士が集った席でも話出て感心しきりだったと、中村啓次郎氏から承った。三十年ほど前予米国にあって、同類の学生を催し飲酒度なく、これを非難せしとて岡崎氏等を悪口してやまなんだが、氏の寛懐なる、二十一年来この片田舎に魚蝦を友とし居る予を問われたが嬉しさに、覚えずかく長く書いたのだ。