일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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じゅうにしこう

十二支考(上)〔全2冊〕

南方 熊楠

南方 熊楠의 十二支考(上)〔全2冊〕(じゅうにしこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 290,735자 · 566화면

아오조라 문고

に馬踊りてふ条あり、いわく商客馬多く牽き来ってインジアンどもそのうちに欲しくて堪らぬ良馬を見付ければ、各その所望の馬を指し讃えて何と踊ってくれぬかと尋ねる。商客諾えば彼ら大いに火を焚き袒ぎて繞り坐り煙草を吸う。商客一同鞭を執りてその周囲を踊り廻り、その肩と背を劇しく笞うつも彼ら平気で何処に風吹くかという体で喫烟し、時に徐かに談話す。十五分三十分打っても声立つる者なくば、各商約束の馬をそのために笞うたれたインジアンに与う。さて彼ら創に脂塗り、襦袢を着その馬を乗り廻してその勇に誇る。この行事中余りに劇しく笞うたれて辛抱ならず、用事に託け退き去るも構わねど、もし眼をかすなど些でも痛みに堪え得ぬ徴を見せると大いに嘲られ殊に婦女に卑しまると。『日本紀』七に、八坂入彦皇子の女弟媛は無類飛び切りの佳人なり、その再従兄に当らせたもう景行帝その由聞し召して、遠くその家に幸せしに、恥じて竹林に隠れたので、帝泳の宮に居し鯉多く放ち遊びたもう。その鯉を見たさに媛密かに来たところを留め召したもう。しかるにこの媛常人と異なり、〈妾性交接の道を欲せず、今皇命の威に勝えずして、暫く帷幕の中に納む、しかるに意に快からざるところ、云々〉と辞してその姉を薦め参らせた、それが成務帝の御母だとある。