일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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じゅうにしこう

十二支考(下)〔全2冊〕

南方 熊楠

南方 熊楠의 十二支考(下)〔全2冊〕(じゅうにしこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,906자 · 495화면

아오조라 문고

ジサ女、年中何の月にも属せず、太陽天に停まって動かぬと信ぜらるる日を択び、身に罟を被ったのみ故、裸とも著衣とも言えぬ。それから一足を橇に、一足を山羊の背に載せて走らせ、満月の昏時、明とも暗とも付かぬうちに王宮に到った。王大いに悦び救済の法を諮うと、ジサそれは容易な事、国内に荒野が多い、それへ人民の一部分を移して開墾しなさいと勧め、王これに従って見事に凶難を免れた。この王も年若くて美男だったから、相談たちまち調ってジサを娶り挙国極めて歓呼した。古スウェーデン三大祭の一たるジサ祭はこの記念のために始められたので、かの国キリスト教に化した後も、毎年二月初めの日曜にこれを祝うて今に絶えぬと、ロイドの『瑞典小農生活』に出づ。

山羊はスウェーデンで魔の乗物と信ぜらるれど、昔は雷神トールの車牽きとされた(グリンムの『独逸鬼神誌』二板六三二頁)。ジサ、本名ゴア、原農産物を護る女神という。惟うにこれまた山羊を使い物としたから右様の話が出来たのであろう。

英国の俚諺に、三月は獅子のように来り、子羊のごとく去るというは、初め厳しく冷ゆるが、末には温かになるを指す。しかるに国に随っては、ちょうどわが邦上方で奈良の水取といって春の初めにかえって冷ゆるごとく、暖気一たび到ってまた急に寒くなる事あり。