일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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じゅうにしこう

十二支考(下)〔全2冊〕

南方 熊楠

南方 熊楠의 十二支考(下)〔全2冊〕(じゅうにしこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,906자 · 495화면

아오조라 문고

これも金で馬、碧すなわち紺青で鶏を作り、神と崇めいたのであろう。本邦にも古く太陽崇拝に聯絡して黄金で鶏を作り祀りしを、後には宝として蔵する風があったらしい。十一年前、余、紀州日高郡上山路村で聞いたは、近村竜神村大字竜神は、古来温泉で著名だが、上に述べた阿波の濁りが淵同様の伝説あり。所の者は秘して語らず。昔熊野詣りの比丘尼一人ここへ来て宿る。金多く持てるを主人が見て悪党を催し、鶏が止まる竹に湯を通し、夜中に鳴かせて、最早暁近いと欺き、尼を出立させ、途中に待ち伏せて殺し、その金を奪うた。その時、尼怨んで永劫ここの男が妻に先立って若死するようと詛うて絶命した。そこを比丘尼剥という。その後果して竜神の家毎に夫は早世し、後家世帯が通例となる。その尼のために小祠を立て、斎い込んだが毎度火災ありて祟りやまずと。尼がかく詛うたは、宿主の悪謀を、その妻が諫めたというような事があった故であろう。かつて東牟婁郡高池町の素封家、佐藤長右衛門氏を訪ねた時、船を用意して古座川を上り、有名な一枚岩を見せられた。十二月の厳寒に、多くの人が鳶口で筏を引いて水中を歩く辛苦を傷み尋ねると、この働き、烈しく身に障り、真砂という地の男子ことごとく五十以下で死するが常だが、故郷離れがたくて、皆々かく渡世すと答えた。