후리가나로 읽는 일본 고전
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じゅうにしこう
十二支考(下)〔全2冊〕
南方 熊楠
南方 熊楠의 十二支考(下)〔全2冊〕(じゅうにしこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,906자 · 495화면
かく十二禽から切り離して十二支の名目を作ったは支那人の大出来で、暦占編史を初めその文化を進むるに非常の力を添えた事と惟う。しかるに蒙古、チベット、日本等の諸国また支那でも十二禽と十二支を同じ名で呼び、もしくは別々に考え能わざる人間はややもすれば十二支を十二禽の精霊ごとく心得るより、鼠の年の男は虎年の女に負けるというて妻を離別したり、兎は馬に踏み潰さるといいて卯年生まれの者が午の方すなわち南へ家を移さなんだりする事多い。さて本元の支那人が十二禽から十二支を別に立てたのはよいが、十干の本たる木火土金水の五行をそのまま木火土金水と有形物の名で押し通したから、火は木を焼いて水に消さるなどと相生相尅の説盛んに、後世雑多の迷信を生じた。こんなに考えると子年だから鼠の話を書くなど誠に気の利かぬ咄しだが、毎歳やって来たこと故書き続ける。大正十一年出板、永尾竜造君の『支那民俗誌』上に一月七日支那人が鼠の嫁入りを祝う事を載す。直隷の呉県では鼠娶婦。山東の臨邑県では鼠忌という。江南の懐寧県では、豆、粟、粳米等を炒って室隅に擲って鼠に食わしめ、炒雑虫(虫焼き)といい、この晩は鼠の事を一切口外せず、直隷永平府地方では、この夜鼠が集って宴会するから燈火を付けて邪魔しては年中祟らるといい、直隷の元氏県より陜西の高州辺へ掛けては、婦女