후리가나로 읽는 일본 고전
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なんごくたいへいき
南国太平記
直木 三十五
直木 三十五의 南国太平記(なんごくたいへいき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 493,291자 · 991화면
「然し、牧殿の修法は、人間業ではない」
と、低いが、強く呟いた。
「もう、人の容をしていないではないか、痩せて」
「狼の眼だのう。底の方から、何か、鬼気が、迸るように――声はかれたし、足腰は立たぬようだし、よいよいの歩くように、それでいて、歩き出すと、歩くし、何うだ、あの修法中の凄まじい懸声は――」
「然し、ああなると、いかに、兵道の妙技を極めているにしても、もう、長くはあるまいぞ。今朝の水垢離の時に、裸になるのを見たが、この辺が――」
と、云って、一人は、肩から胸を指して
「一本一本、骨が見える。頬がこけて、そら、何んとかいう魚に似てきたぞ」
「餓鬼だのう」
一人は、じっと、牧の方を眺めていたが
「大分、長いぞ、俯向いたまま――死んだのではなかろうか」
「近寄ると、叱られるぞ」
「然し、これで、験があるのかのう」
「あるの、ないのと、現に、お世嗣が、次々に亡くなっているではないか」
「そうだのう――あの凄い眼を見ていると、いかにも、あの眼で、呪われたなら、死ぬという気がするのう」
「人が参る――侍が」
と、一人が、後方を振向くと云った。山内と、他の一人が、振向いて
「近寄らんように云え」