후리가나로 읽는 일본 고전
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あいこくしんわたしはこうおもう
和人は舟を食う
知里 真志保
知里 真志保의 和人は舟を食う(あいこくしんわたしはこうおもう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 70,567자 · 144화면
そこへ或年疱瘡が流行してきました。コムシ※(半濁点付き片仮名ツ、1-5-93)の丘の上に、宙に弁財船が浮んでいて、それは雲の綱で遠くコムシ※(半濁点付き片仮名ツ、1-5-93)の奥のウラ※(小書き片仮名ル、1-6-92)コッペという山の頂に繋がれて波にゆられるようにゆらゆらとゆれておりました。その弁財船から部落の上空へ針金のように細い雲の橋が懸っていて、その上を丹前姿の者が、下駄をはいて、人間の手を噛りながら、行ったり来たりしていて、人間のいる頭の上に来ると「そら雄鹿だ、早く射ろ!」「こんどは雌鹿だ、早く射ろ!」という声が聞えたかと思うと、不気味な弦音がして、村人がばたばたと倒れて行きました。その時、その部落の酋長であるコムシコルだけは、コムシ※(半濁点付き片仮名ツ、1-5-93)というこの山の神の名と同じ名であったために助かり、妹の老婆は、ぼろの帽子をかぶり、ぼろの手袋をはめ、ぼろを詰めた煙草をのんでいたために、疱瘡神たちも、「くさい、くさい」といって、顔をそむけて相手にしなかったので助ったということであります。それぞれの子孫の人々は、お祭の際には、必ずこのコムシ※(半濁点付き片仮名ツ、1-5-93)の山の神に酒を捧げて感謝するのだということです。