후리가나로 읽는 일본 고전
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あいこくしんわたしはこうおもう
和人は舟を食う
知里 真志保
知里 真志保의 和人は舟を食う(あいこくしんわたしはこうおもう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 70,567자 · 144화면
おば金成マツのこと
おば金成マツが老衰でなくなった。たまたま僕は数日前からがん固なしゃっくりで病床に伏しているのだが、朝から報道関係諸氏の来訪で身動きもできないありさまである。無形文化財とか、紫綬褒章とかいうものの偉力を身をもって体験させられた。これらのものが本人の生きている間に、せめてこの半分ぐらいでも偉力と功徳を発揮してくれたらもっといいのにと思った。
金成マツはユーカラの筆録者としては絶好の条件を備えていた。まず郷里でも第一等のすぐれた家系に生まれ、近親にはユーカラの伝承者として有名な人々が雲のごとくいたし、ことにその母のモナシノウクばあさんは、胆振地方の津々浦々に名をはせた有名な伝承者であった。
第二に、金成マツは当時の婦人としては第一級の教養を身につけていた。有名なジョン・バチェラー博士が、将来アイヌの布教師たるべき人材を養成するために、函館の谷地頭に愛隣学校という土人学校を設け、全道各地から優秀な児童を集めて教育した。おば(金成マツ)もその妹のナミ(私の母)もそこの卒業者であった。
この学校では日本人小学校で教える一般課程のほかに英語の教育も施した。当時流行のナショナルリーダーが四巻そろって私の家にあったのを、中学時代の私が興味深く手に取って読んだのを記憶している。