후리가나로 읽는 일본 고전
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よんじゅうはちにんめ
四十八人目
森田 草平
森田 草平의 四十八人目(よんじゅうはちにんめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 56,183자 · 112화면
は仇討専門で、ほかに芸がないから日々喰い詰める一方である。願わくば、あまり見苦しき体になり下らぬうちに、一日も早く決行したい」といったような一節がある。これは浪士の実情をありていに道破したものといわなければならない。
ところで、内蔵助自身は、どちらかといえば前者に属していた。彼は仇討連盟の盟主になった。しかも、その裏面においては、全然それと反向するような主家の再興に力を尽していた。あるいは主家の再興は再興、仇討は仇討で遣る気であったと言うかもしれない。しかし主家を再興した後で、仇討のできないことは、何人よりも内蔵助自身一番よく知っていた。仇討をしなければ、同志を欺いたことになるばかりでなく、永く世の指弾を受けるかもしれない。しかも、一国の重寄に任ずる城代家老としては、主の恨みを晴らすということも大切であろうが、それよりもまず主家の祭祀の絶えざることを念とするのが当然だと信じたのである。この信念の下に、彼は去年の暮に出府した際も、あらゆる手蔓を求めて目附衆へ運動もしたし、それから後も山科に閑居して、茶屋酒にうつつを脱かしていると見せながら、暮夜ひそかに大垣の城下に戸田侯(内匠頭の従弟戸田采女正氏定)老職の門を叩いて、大学擁立のことを依嘱した事実もある。