후리가나로 읽는 일본 고전
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あかげっと しなあちこち
国枝史郎歴史小説傑作選
国枝 史郎
国枝 史郎의 国枝史郎歴史小説傑作選(あかげっと しなあちこち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 59,334자 · 121화면
四 骨牌の打ちかた
昔はそれでよかったろう。しかし、国際情勢がこう複雑怪奇になった今日ではそれではいけない。やはり、一筋の白い糸にも注意していただいて、婦人に取りすてて貰う前に、自分から取りすてて貰いたい。まして、赤い糸などはね」と。――
四 骨牌の打ちかた
ベルリン会議のはじまる前の、ある夜、ビスマルクは、露西亜の宰相ゴルチャコフと、私的の夜会をひらき、その席で骨牌をした。
ビスマルクとゴルチャコフとは、それ以前から親交があったというのは、ビスマルクが露西亜駐剳の独逸大使としてペテルスブルグにいた時、ゴルチャコフは、その露西亜の宰相であり、皇帝の無二の寵臣であり、欧洲最大の政治家、且、大外交家として、国内にありては飛鳥をおとすような勢力を持ち、国外に於ては「政治外交の神様」とまで謳われていたところから、ビスマルクは、ほとんど師事するような態度で、ゴルチャコフに接し、その政治ぶりと外交ぶりとを自家の薬籠にとり入れ、ゴルチャコフも、その真摯な若きビスマルクの態度に好感を寄せ、何かと世話をしてやったからである。
さて夫れから長い年月が経ち、今回のベルリン会議が開催されることになり、ゴルチャコフは露西亜を代表して、会議に列するため、ベルリンへ来たのであった。