후리가나로 읽는 일본 고전
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ちきゅうをねらうもの
地球を狙う者
海野 十三
海野 十三의 地球を狙う者(ちきゅうをねらうもの)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 14,493자 · 30화면
僕は、おもいきって、重大な質問の矢をはなった。
「誰? あああの女かね。あれはわしの助手をやっとる志水理学士じゃ」
助手なのか。志水理学士――なるほど、そういえば新聞などに時々博士と名前が並んでいる記憶があった。
轟博士は、僕の心のなかの動揺などにはいっこう無頓着に、
「おい君。君は地震を研究するにしても、あまり加瀬谷の学説などを鵜のみにしていちゃとてもえらい学者になれんぞ。当の加瀬谷にしてもそうじゃ。昔からせっかくわしが注意をあたえているのに、その注意を用いないからして、いまだに平々凡々たる学者でいる」
轟博士は、いいたいことをずばりといって平気な顔をしている。師の悪口をいわれて、僕は内心おだやかではなかった。
「いまおっしゃいました加瀬谷先生へのご注意というのは、いったいどんなことですか」
「それかね。それは――」といいかけて博士は言葉を切った。「君も加瀬谷の門下だから、わしが話してやっても多分分るまい。わしはこのごろ気がかわって、従来とはちがって無駄なことは喋らないことにした。そのかわり、実際の物をつかまえて、さあこのとおりだ、よく見ろ――というふうにやることに変更した」