일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ゆめとぶんげい

夢と文芸

柳田 国男

柳田 国男의 夢と文芸(ゆめとぶんげい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,051자 · 14화면

아오조라 문고

鳥の声の聴きなしは土地によってちがい、又明白に新しく始まったものである。たとえば山鳩は「爰へ鉄砲」と啼くと言われると、成るほど聴いて居るうちには、そうとしか解せられなくなる。ところが東北では或飢饉の年に、炒粉を山畠に働いて居る父の処へ持って行く児が、中途で路草を食って居たので父は餓死してしまった。それを悲しんで此鳥になり、テデェコォケェ(父よ粉を食え)と啼いて居るのだという地方もある。乃ち或一つの考え方が元になって、話は次々に作られて行くのである。斯ういう文芸は多くは他地方へは通用しない。乃ち作者は凡人であり自家用である場合にでも、我々の空想は是だけまで自由であった。曾ては日本に此種の文芸の盈ち溢れて居た時代もあったのである。それが限りある専門作者の才能を過信したばかりに、人は次第に夢見る力を失い、我と我身に近いまぼろしを振棄ててしまった。殊にこの込入った学びにくい文字を通してで無いと、そういう凡俗な文芸にすらも接し得ぬことになっては、子供や女たちは全く手があいて、頭をからっぽにして日を送らなければならぬ。彼等の生活を寂寞にして置くということは、国の未来の為にうれしいことで無いにきまって居る。