후리가나로 읽는 일본 고전
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おおえどおうごんきょう
大江戸黄金狂
野村 胡堂
野村 胡堂의 大江戸黄金狂(おおえどおうごんきょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 26,754자 · 53화면
紫電一閃、お染は飛び散る血潮の中に、声もなく崩折れます。
赤崎才市は血振いをして一刀を鞘に納め、娘の死骸を引起して、帯の間を捜りました。
「無い」
振り上げた顔、疑惑と失望に歪んだ小鬢のあたりを、シュッとかすった物があります。間髪を容れずに、ダーンと木精を返して鉄砲の音、
「あッ」
顔をかすめて、プーンと焔硝が匂うのです。
「驚いたか、御浪人」
近々と高鳴る若い声、振り仰ぐとツイ頭の上、二十尺ばかりの屏風岩の上に、短筒を片手だめしにして、十三四――とも見える少年が笑って居るではありませんか。
「何者ッ?」
赤崎才市はカッと眼を剥きました。
「箱根近くに住んで俺を知らなきゃもぐりだよ。大磯へ変な手紙を持って行ってやったじゃないか」
「あッ、あの小僧か」
いつぞや厄介の貝六と赤崎才市へ、変な手紙を持って来た小僧は、この小柄なくせに妙にませた憎体なくせに何処か可愛らしい小僧だったことを思い出しました。
「箱根の海道丸てんだ、――覚えて置いて貰おうか」
「何を小僧奴」
「怒ると上から小便をひっかけるよ、ハッハッハッ、驚いたろう、あわてて逃げたって駄目だよ」
「己れッ」
「そんな女の懐なんか捜ると、鉄砲が物を言うぜ、見るが宜い、南蛮の短筒だ、――その女は、こんな結構なものを持っているくせに、使うことを知らなかったんだ」