후리가나로 읽는 일본 고전
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おおえどおうごんきょう
大江戸黄金狂
野村 胡堂
野村 胡堂의 大江戸黄金狂(おおえどおうごんきょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 26,754자 · 53화면
龍之助と名乗る男
「何をッ」
厄介の貝六も一向睨みがききません。お滝の舌に翻弄されて、掴みかかるほどの勇気もなく、スゴスゴと引揚げてしまいました。
龍之助と名乗る男
「あれが太閤道の辻堂で御座ろうな」
旅の雲水空善は頭の上を振り仰ぎました。巍峨たる路の果、本街道から木立と山の背に隠れて、ささやかな辻堂が、岩の上に建って居るのでした。
「左様、此処まで来ればもう大丈夫、失礼乍ら御坊はこれにてお待ち下さらぬか」
山浦丈太郎は、敵討たれの場所へ、仏弟子をつれて行くことの不穏当さを思って居る様子です。
「どうしても行かれるか」
「いかにも」
「今宵、名月の光に照されて、太閤道の辻堂の前に、五、或は七の死骸を見るべしと予想したものがござるが」
旅の僧が丈太郎の袂を押えました。
「左様なことも御座ろうか」
「そこで、御武家の面体には、不祥な事を申すようだが、明かに死相が――」
「敵討たれに行く拙者、死相は当然のことで御座る。武士に取っては、誉れの吉相」
「何んと言われる、敵討たれ?」
雲水空善は、丈太郎の言葉の意外さに、押えた袂を離して、正面に廻りました。
「今から三年前、この箱根関所役人として、朋輩万田某を斬って立退いたこの山浦丈太郎を斬るには斬るだけの理由があったが、左様なことは孝子の志を妨げる口実にはなるまい、万田某の子龍之助、当年十八歳に相成るの