일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

おおえどおうごんきょう

大江戸黄金狂

野村 胡堂

野村 胡堂의 大江戸黄金狂(おおえどおうごんきょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 26,754자 · 53화면

아오조라 문고

女妖白糸のお滝

雲水空善は腹痛を起して、店の奥に横になって居るうちに大変な事を聞込んでしまいました。店を出て行く二人の後ろ姿を見送りながら、頭陀袋から手紙を取出して読み直すと、

「――名月の宵、箱根間道太閤道の辻堂にて、非業に相果つる五或は七の屍を見る可し、いずれも救い難き五悪の輩乍ら末期の引導頼み入るもの也――」と美事な筆跡で書いてあるのです。

女妖白糸のお滝

「ちょいとお待ちなさい、旦那」

「――――」

「旦那」

二度まで呼ばれると、山浦丈太郎は静かに立ち止りました。畑宿を越えて、左へ一と足、箱根笹の凄まじい茂りの中へ分け入ろうとしたところを呼び止められたのです。

「拙者に用事か」

四方を見廻しましたが、人の気配もありません。馴れた箱根道ですが、狐につままれたような心持で、暫くは立ち尽します。

丁度真昼時分、不思議に人足が絶えて、間道に分け入るのは、今を措いて機会があろうとは思われません。長い間関所役人をして居た山浦丈太郎は、何も彼も心得て居る癖に、フト不安な心持になりました。

「其処を入ると、関所破りになりますよ、御存じですか、旦那」

振り向くと、思いも寄らぬ近々に女の首、草叢の中から半身を出して、溶け入るように莞爾するのです。