후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠13
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠13(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 349,705자 · 678화면
たということだ。金品の被害のほかに、こいつの凌辱を蒙った無惨な尼たちが幾人あるか知れない――そのうちに、露見し、捕手二人を傷つけたが、ついに搦め取られて入牢の身となったのが、安政年間だとかいうこと。
牢内では牢名主をつとめて、幅を利かしていたが、やがて獄門にかかるべき斬罪を予期し、某月某日の夜、子鉄が巨魁となって破牢を企てた。その党に加わるもの三十人、かねがね牢番を欺いて用意して置いた、鑿、縄梯子、丸に八の字の目印と、町役所と認めたそれぞれの弓張提灯を携え、衣類、十手、早縄まで取揃え、牢を破って乗越えた上に、これらの道具立てで、捕手の役人になりすまし、大手を振って逃げのびて、その夜、堀川通りの小寺宇右衛門ほか二カ所の屋敷を襲うて、金銀、衣類、刀剣を奪い取り、そうして、おのおの思い思いに高飛びをしたという。
それが、今日まで厳密なる探索の手にかからず、全く消息を絶っていた。ある時は遠州秋葉山の下で見た者があると言い、ある時は駿河の興津に現われたなんぞと噂には出たが、かいもく行方が知れなかった。その兇賊が、今日という今日、網の目にひっかかったのだ。
というわけですから、盗賊も尋常一様の盗賊とは違い、土地の人気を聳動させるだけの価値はある。