일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

きせつのないまち

季節のない街

山本 周五郎

山本 周五郎의 季節のない街(きせつのないまち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 201,379자 · 394화면

아오조라 문고

朝いっしょに日雇い稼ぎに出た二人は、その夕方帰って来ると増田は河口の住居へ、河口は増田の住居へと、なんのためらいもなく、極めて自然に、あっさりと別れていったのである。どちらにも抵抗感やぎこちなさや、気まずい感じなどはなかった。それぞれがもともと自分の住居へ帰るような帰りかたであった。

その翌朝も、二人は水道端で待ち合せ、いっしょに仕事へでかけていった。どちらも平生と変ったところはなかった。きげんがいいというふうでもなく、ふきげんだというふうもなかった。

「天気が続いてめっけもんだ、これが半月も続いてくれればな」

「うん、半月もこの天気が続けばなあ」と河口が答える、「そうすりゃあめっけもんだがなあ」

こうして、肩を並べて二人はでかけていった。

勝子と良江もまえの日と少しも変らず、水道端でいっしょになると、水仕事をしながら会話をたのしんだ。

「こう物がたかくなる一方じゃ困ったもんだよねえ」と勝子が云う、「おどろくじゃないかお良っさん、塩引が一と切いくらしたと思う」

「そうなんだよまったく、呆れ返ったもんさね」と良江が答える、「これっぱかりの人蔘一本でさ、一本でよお勝さん、あたしゃまあ値段を聞いただけでつんのめりそうになっちゃったわ」