일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

きせつのないまち

季節のない街

山本 周五郎

山本 周五郎의 季節のない街(きせつのないまち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 201,379자 · 394화면

아오조라 문고

おるいさんは云った、「お医者が云ってたけど、心臓の弱い者には脂っこい物がなにより悪いんだってよ、丈夫な者でもそうだって、脂っこい物は血を濁らせて、濁った血が躯じゅうに廻ってかすを溜めるから、癌になったりよいよいになったりするんだってよ」

おるいさんは自分の言葉だけでは信用されないと思ったのだろうか、新聞紙から切抜いた「医療相談」の記事を亭主と娘に読んで聞かせた。要約すると、食事は低カロリーに、野菜を多く、米飯は少量、果物は好ましい。という内容であったが、その記事は高血圧に悩んでいる読者の投書に、なにがし博士の答えたもので、おるいさんはその部分は省いて読んだのであった。

「牛や馬をみてごらん、草だのわらを喰べるだけで、あんな立派なからだをしてるじゃないか」とおるいさんは云った、「――そうだ、象だって河馬だって草しきゃ喰べやしないだろ、それであんな大きなからだをしているし、みんな癌やよいよいになんかなりゃしないじゃないの、ね、そうでしょ、よいよいの象なんて見たことがあって?」

内職の手を動かしながら、慶三は無表情に頷き、ふきは、やはり休みなしに仕事をしながら、欠伸をかみころしていた。