후리가나로 읽는 일본 고전
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いえ
家
島崎 藤村
島崎 藤村의 家(いえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 141,411자 · 285화면
「こりゃ姉さんにも、すこし考えて貰わんけりゃ成らんネ」と三吉が言出した。
正太は力の籠った語気で、「ですから、私は母親さんを引留めようと思います……」
「大きにそうだ。今ここで、下手に会見なぞさせる場合では無いネ」
「もし母親さんが是方へ参りましたら、叔父さんからもよく話して遣って下さい」
お種が帰らない夫を待つことは、最早幾年に成る、とその時三吉も数えて見た。娘お仙を夫に逢わせて見たら、あるいは――一旦失われた父らしい心胸を復た元へ引戻すことも出来ようか――離散した親子、夫婦が集って、もう一度以前のような家を成したい――こう彼女が、一縷の希望を夫に繋ぎながら、心竊かに再会を期して上京するというは、三吉にも想像し得るように思われた。
門前には、車が待っていた。正太は車夫を呼んで、心忙しそうに自分の家の方へ帰って行った。
お種がお仙と一緒に東京へ着いた翌々日、正太はその報告がてら、一寸復た三吉叔父の家へ寄った。
「一昨日、母も無事に着きました」と正太は入口の庭に立ったまま、すこし改まって言った。
「お雪」と三吉は妻の方を見て、「姉さん達も御着に成ったとサ」