일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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いえ

家

島崎 藤村

島崎 藤村의 家(いえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 141,411자 · 285화면

아오조라 문고

と庭伝いに来て言って、娘を慰める小学校の女教師もあった。子供の病が重いと聞いて、お雪は言うに及ばず、三吉まで病院を離れないように成ってからは、二番目の兄の森彦が泊りに来た。森彦は夕方に来て、朝自分の旅舎へ帰った。

相変らず家の内はシンカンとしていた。道路を隔てて、向側の農家の方で鳴く鶏の声は、午後の空気に響き渡った。強い、充実した、肥った体躯に羽織袴を着け、紳士風の帽子を冠った人が、門の前に立った。この人が森彦だ――お延の父だ。その日は、お房が入院してから一週間余に成るので、森彦も病院へ見舞に寄って、例刻よりは早く自分の娘の方へ来た。

「阿父さん」

とお延は出て迎えた。

郷里を出て長いこと旅舎生活をする森彦の身には、こうして娘と一緒に成るのがめずらしくも有った。傍へ呼んで、病院の方の噂などをする娘の話振を聞いてみた。田舎から来てまだ間も無いお延が、都会の娘のように話せないのも無理はない、などと思った。

「どうだね、お前の頭脳の具合は――此頃もここの叔父さんが、どうも延は具合が悪いようだから、暫時学校を休ませてみるなんて言った――そんな勇気の無いこっちゃ、ダチカン」