후리가나로 읽는 일본 고전
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いえ
家
島崎 藤村
島崎 藤村의 家(いえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 141,411자 · 285화면
こう三吉は、叱るように言って見て、あちこちと子供の上を跨いで歩いた。
蚊を焼きながら、三吉はお雪の枕許へ来た。まだお雪は知らずに寝ていた。見ると、何等の記憶に苦むということも無いような顔付をして、乳呑児の頭の方へ無心に母らしい手を延ばしながら、静かに横に成っていた。三吉は燭台を妻の寝顔に寄せた。そして、お雪の心を読もうとするような眼付をして、猶よく見た。何物も変ったものが蝋燭の光に映らなかった……深い眠はお雪の身体を支配しているらしかった。顔面のどの部分でも、眠っていないところは無かった。白い腕までも夢を見ていた。
蚊帳の外まで燭台を持って廻った後、三吉は火を吹き消した。復た自分の床に入って、枕に就いた。
翌朝は、お延やお幾が種夫を間に入れて、三吉夫婦と一緒に食事した。新吉もその傍で、下婢に食べさせて貰った。
「いやです、父さん――人の顔をジロジロ見て」とお雪は食いながら言った。
「見たって可いじゃないか」と三吉は串談らしく。
「そんなに見なくたって宜う御座んす」
とお雪が言ったので、娘達はクスクス笑った。
「どうだ、昨夜俺は起きて、お前達の知らない時に蚊を焼いたが……皆なよく寝ていた」