후리가나로 읽는 일본 고전
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いえ
家
島崎 藤村
島崎 藤村의 家(いえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 141,411자 · 285화면
豊世は茶道具を出して、それを机の上に運んだ。
三吉はこの座敷ばかりでなく、納戸の方だの、新座敷の方だのを見廻した。改革以来、沢山な道具も減った。たださえ広い家が余計に広く見えた。
「でも、思いの外種々な道具が残ってるじゃ有りませんか」と彼は言って見た。
「皆なの丹精で、これまでに為たわい。旦那が出て了った後で、私がお前さんの家から帰って来た時なぞは……眼も当てられすか」とお種は肩を動った。
「そう言えば、達雄さんも満洲の方へ行ったそうですネ」
「そうだゲナ――」
「姉さん、貴方は達雄さんに置去にされたような気はしませんか」
「神戸に居る間は、未だそうは思わなかったよ……どうも帰って来てくれそうな気がして……満洲へ行って了った……それを聞いた時は、最早私も駄目かと思った……」
「仕方が有りません。思い切るサ」
「三吉――お前はそんなことを言うが、どうしても私は思い切れんよ」
お種は心細そうに笑った。
ゴーという音が庭先の崖下の方で起った。工夫が石を積んで通る「トロック」の音だ。お種は頭脳へでも響けるように、その重い音の遠く成るまで聞いた。やがて、名古屋に居る正太の噂を始めた。