후리가나로 읽는 일본 고전
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しょうらいのにほん
将来の日本
徳富 蘇峰
徳富 蘇峰의 将来の日本(しょうらいのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 122,399자 · 240화면
すでにかの血統門閥を重んずることかくのごとし。しからばすなわち封建社会の境遇は造化力人為を仮りて奇戯を演ずるの舞台なりというもまたなんぞ不可あらんや。見よ当時においては医者にして診を察し匙を取ることあたわざる者あり。撃剣の師範にして竹刀を揮うあたわざる者あり。教授にして句読を知らざるものあり。祐筆にして紙面を書くあたわず、画師にして絵具を用うることあたわざる者あり。あるいは加減乗除を知らざる算術家あり。あるいは権衡度量の目を知らざる商人あり。監察をなさざる監察あり。取締りをなさざる取締あり。勘定を知らざる勘定方あり。奉行をなさざる奉行あり。すでにかくのごとし。いずくんぞひとり十六の元老、八歳の征夷大将軍あるをこれ怪しまんや。
〔註〕太宰氏の『経済録』政篇に曰く。日本においては諸道の学者技芸まで多くは専門にてその家を世々にし、国家に仕えてその禄俸を世々にす。ゆえに芸術ようやく拙くなりて堪能なるもの出で来たることまれなり。また事によってその業も賤しくなり、士人はあえて学ばぬもあり。これ専門の失なり。専門とは一家を立てその業を伝うることなり。
かくのごとき遺伝世襲の弊習はこれを封建武士の一部のみならず、その付属たる全隅にまでこれを及ぼし、ついにこれがために奇々怪々、表裏反覆・名実相違の現象を生出したり。