후리가나로 읽는 일본 고전
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しょうらいのにほん
将来の日本
徳富 蘇峰
徳富 蘇峰의 将来の日本(しょうらいのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 122,399자 · 240화면
しかして明治十七年八月万国講和協会の調査によれば、欧州の軍備は平時において三九〇万二〇〇〇人、戦時においては一三八四万一〇〇〇人に上るということなれば、吾人はいずれの統計に従い、いずれの統計に従わざるも、いずれにもせよ、実にかくのごとき兵備なるものはわが第十九世紀の一大奇観というも不可なからん。往古東洋の暴主秦の始皇は石をもって万里の長城を築けり。しかして今や泰西の帝王宰相らは人をもって万里の長城を築かんとす。あにまた大胆ならずや。そもそも欧州の帝王宰相らはなんの必要ありてかくのごときの莫大なる常備兵を養うか、吾人があえて解するあたわざるところにして、もしそれ必要ありとせばもってわが社会ははなはだ険悪なるを証すべく、もしまた必要なしとせば帝王宰相らのはなはだ好事家たるを異しまざるを得ず、ああこれまた第十九世紀の文明なるか。
かくのごときの常備軍はもちろん無代価にて平時に整えおくことあたわず。されば欧州諸国の人民は年々歳々いくばくの軍費を負担するか。吾人はかつて『毎日新聞』が掲載したる英国ロンドン万国仲裁平和協会の調査にかかる一八八三年の報告書を見るに墺・英・露・仏・独・伊六国の歳出および軍費の割合は実に左のごとし。