후리가나로 읽는 일본 고전
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しょうらいのにほん
将来の日本
徳富 蘇峰
徳富 蘇峰의 将来の日本(しょうらいのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 122,399자 · 240화면
大なる代価を得んと欲せば大いに生産の機関を発達せしめざるべからず。しかして生産機関と武備機関とはその勢い相両立するものにあらざれば、ひとたび生産機関が突進するときには、武備の機関は必ず一歩を退かざるべからず。ふたたび一歩を突進するときにはさらにふたたび一歩を退かざるべからず。これを例するにあたかも独木橋をば両岸より渡るがごとく、たがいに相接近するに従い、その勢いいよいよ両立するあたわず。一進一退、これ進んで目的の岸に達するときには、かれ退いてその発程の岸に帰らざるべからず。笑うに堪えたり。かの欧州の権謀政治家や、日夜ただ兵備拡張に汲々として、かえってその兵備拡張の手段なるものは兵備拡張の目的を遮断するの大敵たることを忘却したるはなんぞや。実に第十九世紀において武力の運動を自由ならしむるの手段はただ富の勢力を増加するの一あるのみ。しかして富の勢力を増加するの手段は実に武力を減ずるの手段にほかならず。ゆえにかの帝王宰相らが武備拡張に従事するものは、人を斬らんと欲してかえって短剣をば己れが頸上に擬するものにあらずや。すでにしからばかの腕力主義の命運もあにそれ遠きにあらんや。