후리가나로 읽는 일본 고전
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やまをおもう
山を思う
石川 欣一
石川 欣一의 山を思う(やまをおもう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 79,814자 · 157화면
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そういえば、晩秋初冬の頃の、スコットランドの旅も一人だった。朝鮮の旅も一人だった。どうも旅は一人に限るらしい。淋しさをしみじみ味わおうとか何とか、そんな感傷的な意味ではなく、一人だと景色にも人間にも、全身をあげて、立ち向うことが出来るからだ。新婚旅行、愛人との逃避行、どっちもやったことが無いからよくは分らぬが、相手に心を奪われることの方が多くなるのではあるまいか。よしんば男同士の、どんなに気のあった友達でも、やはり同伴者がいると対人要素が入りすぎる傾向が認められる。
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今年の夏、私は男の子二人を信州の大町へ連れて行った。日曜の夜向うに着き、月曜日には汽車で梁場へ行った。こゝは青木湖の水が中綱湖へ流れ込む場所で、まことにやなをかけるに適したところである。大町を出ると山が見え、木崎湖が見え、やがて中綱湖がとろりとした水面を見せる。数十回通った路ではあるが、それだけになつかしく、子供はほったらかしておいても、兄貴の方は大町は三年目なので弟に何か教えてやっているから、ひとりで景色をながめていた。が、ふと気がつくと、恐らく白馬にでも行くのだろう、軽い登山姿の若い男女が斜め向うの席にいる。