후리가나로 읽는 일본 고전
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やまをおもう
山を思う
石川 欣一
石川 欣一의 山を思う(やまをおもう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 79,814자 · 157화면
三国峠を越す
同じ大きさの浴槽が男湯に二つ、女湯に二つ、夜は薄暗い石油ランプが一つつくきりなので一人でつかっていると物すごい気もする。
三国峠を越す
湯檜曾まで行ったのではあるし、いわばトンネルの上を歩くことになるから、本来ならば清水峠を越すべきであった。陸地測量部の地図「湯沢」を見ると「清水越」とした大きな国道が九十曲り百曲りして上州から越後へぬけている。この道は現在では雪崩のために殆ど跡をとゞめず、必要あって山越をする人は湯檜曾川をさかのぼって一二八五米の白樺小屋址に出、七ツ小屋と茂倉岳との鞍部を越えて蓬沢を下り、土樽に出る。またその昔、上杉謙信が上州へ出た時には魚野川の支流大源太川をさかのぼったらしく、現に滝ノ又の南には「謙信目当ての松」という独立樹がある。
この謙信の話は六日町の今成準一郎氏によるものである。更に、昔から下越後の大名が参勤交代に通行した三国街道があるのに、なぜこんな大きな工事を起したかについても今成氏は興味ある話をされた。即ち明治初年、新潟と東京とをつなぐ鉄道が問題になった時、清水越は碓氷越(信越線)と同時に候補地としてあげられたのであるが、政治的に勢力を持っていなかった越後は信濃にその権利を奪われてしまい、その、いわばコムペンゼーションとして清水越の国道工事がはじまった。