후리가나로 읽는 일본 고전
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やまをおもう
山を思う
石川 欣一
石川 欣一의 山を思う(やまをおもう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 79,814자 · 157화면
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どう考えても夏は旅行のシーズンではない。が、日が永いのと、休暇があるのと(私のような会社員にあっては、僅か十日足らずではあるが)それから六月末に貰うボーナスで何とかやりくりがつくのとで、私はやはり夏に旅行することが一番多い。今年はどこへ行こうかと、今からしきりに考えている。
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子供が段々大きくなるので、避暑というよりも、広い所で自由に遊ばせ度くて、夏の転地を考えるようになる。昨年も一昨年も親類がいるので、千葉の海岸へやった。東京から近いから、ちょいちょい見に行くことも出来て便利だが、理想的な海とはいえぬ。どこか山の中で、綺麗な水が流れていて、而も東京から比較的近い場所はあるまいかと考えている。このような条件を具えているのは、先ず上越線開通後の、沼田の奥あたりだろうと思う。現在では汽車が不便だが、急行が通るようになると、東京から楽に行けて、いゝだろうと思う。
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子供達はどこか涼しい場所で遊ばせておき度い。自分は旅行をしたい。と、こうなって来ると、如何にも財産の無いのが、邪魔になるが、同時にありあまる財産を持ちながら、それを、実に愚劣な方法で浪費したり、あるいは、全然使用しないでいる人々が、すこし可哀想にもなって来る。