후리가나로 읽는 일본 고전
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やまびこおとめ
山彦乙女
山本 周五郎
山本 周五郎의 山彦乙女(やまびこおとめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 126,360자 · 251화면
そんなことも云った。
その他にもいろいろあったが、半之助には狸の談合場と、白い亡霊の行列とが、いちばんつよく頭に残った。こうして明くる朝、甲府へ帰任していった叔父は、それから約一年半ののち、ついに行方知れずに、なったのである。
もちろん江戸ではなにも知らなかった。また、そんな異常なことが起こっていようとは、想像もしなかったのであるが、中一年おいて、元禄九年の三月、甲府から下僕の孫七が出て来て、初めて意外な事実を聞かされたのであった。
だいたいを記すとこうである。
江戸から帰った年の冬、叔父は一人で甘利郷へでかけていった。まえにもたびたびいったし、そのときも気がるにでかけたのであるが、そのまま三十日ほども戻って来なかった。
孫七は気が気ではなかった。役所でも捨てておけなくなり、同僚の人たちが、小者を二十人ばかり伴れて、捜しにいった。五六日もかかって、その付近を隈なく捜したところ、どうやらかんば沢へはいったらしい、ということがわかった……まえに叔父が自分で話したように、そこでは二人が失踪し、辛うじて助かった一人は狂死している。またそれ以前にも、そうした例があったそうで、