일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

やまびこおとめ

山彦乙女

山本 周五郎

山本 周五郎의 山彦乙女(やまびこおとめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 126,360자 · 251화면

아오조라 문고

「私にはかくべつ才能もございませんし、出世をしたいという欲もございません、薬草をいじるくらいが、ちょうど分相応ではないかと思います」

「それだけですか」

いきなり、こう云いながら、千之助が庭からあがって来た。半之助は気づかなかったが、いつのまにか戻って来て、それまでの問答を聞いていたらしい。

「理由はそれだけですか」

こう重ねて云いながら、半之助の脇へどっかりと坐った。

「そうじゃないでしょう」

「なにが……」

「御役替えの理由ですよ」

半之助は当惑した。冲左衛門だけなら、ひたあやまりにあやまって済ませる。そのくらいの自信はあるが、この人物が出るとむずかしい。

――気をつけないと不愉快なことになるぞ。こう思いながら、それでもできるだけ穏やかな調子で、云った。

「なんだか、私にはわけがわからないが、役替えの理由とは、どういう意味なんだ」

「それはこっちで訊いてるんですよ、もちろんあらましのところは調べ済みですがね」

「ぜんぜんわからないね、云うことが」

「ふしぎですねえ」千之助は冷笑した、「村田なにがしや、青山なにがしは貴方の親友でしょう、絶えず往来をしているし、お互いに深い連絡があるじゃありませんか、それでなにも知らないなんて云ったって、信じられやしませんよ」