일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

やまびこおとめ

山彦乙女

山本 周五郎

山本 周五郎의 山彦乙女(やまびこおとめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 126,360자 · 251화면

아오조라 문고

それを進んでやって呉れた、ということは、半之助にしても有難い。さもなければ、小普請にはいって、ことによると一生、退屈きわまる生活を、送らなければならないからだ。

だが半之助は、それをすなおに、有難い、とは思えなかった。冲左衛門という、その人は、時流に乗って出世する人間に共通の、押しつけがましさと、厚顔と、そして貪欲を兼ねそなえていた。その子の又五郎が、これまた父に輪をかけたような性質で、臆面もなく、柳沢家にとりついていて、まわりの者から、――柳沢の御用達、などと、卑しめられていた。そればかりではない、谷町が近づいて来た理由の一つは、二女の佐枝を、半之助の嫁に呉れよう、という気持らしいのである。

――とんでもない。

半之助は独りで首を振った。

母のしづは、谷町との縁組が、実現することを、のぞんでいた。相手は一族の宗家であり、うしろに柳沢という勢力がある。こういう条件は、当時のたいていの母親がそうであるように、しづにも強い魅力だった。良人が生きていたときは、良人と同じように嫌っていたが、わが子の将来、出世のいとぐち、ということになると、あっさり変ることが、できるらしい。