일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

やまびこおとめ

山彦乙女

山本 周五郎

山本 周五郎의 山彦乙女(やまびこおとめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 126,360자 · 251화면

아오조라 문고

――要するに反抗でしょう、世間一般の俗習に抵抗することでしょう。

彼はこう云ったことがある。

抵抗の第一着手は「結婚を拒否する」ことである。妻をもち、子が生れ、温たかい家庭ができる。勤めにも故障がない、という状態が、精神をふやけさせ、人間を飼い犬のようにする。だからこそ、真理を探求する禅家では、思考の自由を確保するために、一生不犯の戒律をまもるのである、などといきまいた。しかし、五人のなかで、いち早く結婚したのは、当の重兵衛であった。

青山主馬は家が近所なので、幼いときからの友であり、半之助にはもっとも遠慮のない相手だった。

彼には不幸な恋の経験がある。相手は青山家の遠縁の者で、稲垣数馬という、二千石ばかりの旗本の娘であった。名はしほといったが、主馬が十八歳、しほが十六歳のとき、お互いに恋しあい、逢うことはごく稀にしかなかったが、手紙はしげしげと遣り取りした。半之助はそれをうちあけられ、手紙のなかつぎもした。ときには娘からの文を読まされたこともあるが、たいへん熱烈な、そして情緒のあふれる文言であって、――あなたと御夫婦になることができなければ、死んでしまうか、尼さんになるほかはない、このことは命にかけて誓う。