후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
やまうらきよまろ
山浦清麿
吉川 英治
吉川 英治의 山浦清麿(やまうらきよまろ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 45,573자 · 91화면
三
と、嘉兵衛が携えて来た一刀を受け取って、斬り人は、前のようにそれを観衆の眼からずっと直胤一門の控えている方に迄、手元を徐々にまわして見せた。
『ムム。見た眼には、相のいい刀だ』
直胤の弟子が、呟いた。
冷侮の色が、その辺りで漂った。
だが、直胤は、その刀へ床几から礼儀をして、
『大事に』
と、注意した。
白鞘なので、斬り人は、仮鍔を入れ、白布で柄巻して、揮り被った。慎重な構えと、澄み切った気息の合致したせつな、やッと満身から喚いて、壇の上の鍔を斬った。
鍔は七分まで斬れた。然し、びんと異様な音が、誰の耳にも触った。
斬り人は刃を挙げて、
『から一尺上、刃こぼれ有り――。硬い』
云いながら、無造作に、立会い役の手へ渡した。
嘉兵衛は、蒼白になってしまった。怪我をした我が児でも見まもるように、手から手へ、渡されて、冷侮の眼に弄れてゆく愛刀の方を眺めた儘、茫然としていたが、突然側にいた環が、何かさけんで、ばっと人々の環視の中へ駈け出して行ったので、
『あッ。――オオ』
止めるとも、励ますとも、何ッ方つかずな声をあげて、自失の我から、愕きの我に回った。
三
『公平でないっ。