일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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やまうらきよまろ

山浦清麿

吉川 英治

吉川 英治의 山浦清麿(やまうらきよまろ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 45,573자 · 91화면

아오조라 문고

土蔵から物置へ

一

彼は再び、傷む脚を鞭打って、碓氷峠を、東へ越えた。

砲や銃を積んだ牛車は、次の日の途中でも、西へ西へと、轍を軋らせて行くのを見かけた。

土蔵から物置へ

一

騒がしい時勢の中に、月日の流れは、殊に早く思われた。

上方には大塩平八郎の乱がある。忘れやすい世間の脳裡から、それが消えると、沿海の諸国から、頻々と、露艦を見た、英艦がうろついている――などと黒船の飛報がはいる。

市井には又、高野長英だの、渡辺崋山だのの、市民を戦慄させるに足る国禁事件が、降ってわく。

――でもまだ、日本は醒めていなかった。むしろ、江戸文化の終りに来ている頽廃的な風は、吉原に、陰間茶屋に、歌舞伎町に、役人の裏面に、町人の遊蕩に、鼠小僧の出没に――いろいろな社会層へ亙って、腐えたる物の美しさと、醜悪を彩る絢爛さに、都会も酔い、人も囈言を云って日を送っていた。

だが。

天保十一年、十二年となると、支那の鴉片戦争のうわさは、海をこえて、日本の上にも拡がって来た。

西洋文化を載せて――偽装した平和の侵略艦隊が、東洋を嗅ぎ歩いて、もう香港、上海まで襲せて来たのだ。

支那は、鴉片を売りつけられ、支那自身が、鴉片の害毒を知って、その洋商を排斥し、その物貨を焼いたのが原因で、侵略艦隊を降りた紅毛兵は、平和の仮面をかなぐりすてて、長江を溯江し、南京城まで