후리가나로 읽는 일본 고전
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きょうふおう
恐怖王
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 恐怖王(きょうふおう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 66,038자 · 133화면
一体の造りがまるで現代のものではない。
二人は真暗な玄関を上ると、ジメジメとした畳を踏みながら、奥まった座敷へ、棺を運んで行った。
書院窓のついた、十畳の座敷だ。その部屋丈けは割に明るい電燈が下っているけれど、うす黒くなった襖、破れた障子、雨漏りの目立つ砂壁、すすけた天井、凡ての様子がイヤに陰気で、まるで相馬の古御所といった感じだ。
電燈の光で、二人の人物の風采が明かになった。葬儀車を運転して来た男は、額が狭くて鼻が平べったく、口が馬鹿に大ぶりな、ゴリラを聯想させる様な、実にひどい不男で、それが髪の毛丈けはテカテカとオールバックになでつけている様子は、ゾッとする程いやらしい感じだ。汚れた黒の背広、ワイシャツはなくて、すぐメリヤスシャツの襟が見えているという、安自動車の運転手らしい服装だ。
もう一人は、黒天鵞絨のダブダブの服を着て、長髪をフサフサと肩までさげ、青白い顔に黒ガラスのロイド眼鏡をかけ、濃い口髯を生やした、見た所美術家という恰好である。
「流石は君だ。よく怪しまれなかったね」
ロイド眼鏡が部下を労う様に云った。
「ナアニ、訳もないこってさあ」