일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

きょうふおう

恐怖王

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 恐怖王(きょうふおう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 66,038자 · 133화면

아오조라 문고

妖術

妙なことを呟きながら。

「芝生だもんだから、足跡がないのです。やっぱり塀を越して逃げたかな」

「誰かが庭へ這入りましたの? マア、気味の悪い。誰ですの?」

未亡人は震え上った。

「電話を貸して下さい。警察へ知らせて置かなければなりません」

蘭堂は夏子の案内で慌しく電話室へ飛び込んだ。

夏子が電話室の外に佇んで聞耳を立てていると、途切れ途切れに「恐怖王」だとか「ゴリラ男」だとかいう声が聞える。彼女はハッとして、色を失わないではいられなかった。

「先生、ゴリラ男がどうかしたのでございますか。もしや……」

電話を切って出て来た蘭堂は、夏子の恐ろしく引き歪んだ顔にぶつかった。

「びっくりなすってはいけませんよ。実はそのゴリラ男が、お宅の裏の塀を乗り越えて、邸内へ逃げ込んだのです」

それを聞くと、夏子は「マア」と息を呑んで、よろよろとあとじさりをした。

妖術

間もなく数名の警官が駈けつけて、庭は勿論邸内隈なく捜索したが、ゴリラ男は影もなかった。恐らく、蘭堂が表門へ廻っている間に、再び塀を乗り越えて逃亡したものであろう。

警官が立去ったあとも、夏子は蘭堂を引止めて帰さなかった。