후리가나로 읽는 일본 고전
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きょうふおう
恐怖王
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 恐怖王(きょうふおう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 66,038자 · 133화면
片手美人
はつきものだ。今更驚くことはない。
「それじゃ、一度僕に、お嬢さんの居間を見せて頂けませんか」
蘭堂はまるで玄人の刑事探偵みたいなことを云って、椅子から立上った。
片手美人
京子の居間は、十畳程の洋室で、一方の隅には彫刻のある書きもの机、廻転椅子、書棚等が置かれ、別の隅には、贅沢な化粧台、又別の隅には大きな竪型のピアノが黒く光っていた。
蘭堂は伯爵夫妻とその部屋に這入って行ったが、流石は探偵小説家、まず絨氈に目を注いだ。
焦茶色に黒い模様の、深々と柔かい立派な絨氈だ。彼はその上を歩き廻って、注意深く調べていたが、ある箇所に立止ると、ヒョイと身をかがめて、
「これは何でしょう?」
と、その部分を指で押し試みた。
絨氈が黒っぽいので気附かなかったが、よく見ると成程、ボンヤリと大きなしみが出来ている。
蘭堂は、人差指に唾をつけて、強く絨氈をこすって、その指を電燈にかざして見た。
「ごらんなさい。血です。やっぱりそうだった」
彼は青ざめた顔を、激情に歪めて云った。
「エ、血ですって? では京子はもしや……、アアあなたは何もかも御存知なんでしょう。早くおっしゃって下さい。