후리가나로 읽는 일본 고전
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ほうろうき(しょしゅつ)
放浪記(初出)
林 芙美子
林 芙美子의 放浪記(初出)(ほうろうき(しょしゅつ))을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 103,349자 · 207화면
旅と云うものはおそろしいようで、肩のはらないもの。
女達は、まるで蓮の花のように小さい湯舟を囲んで、珍らしい言葉でしゃべっている。
旅の銭湯にはいって、元気な顔をしているが、あの青い壁に押されて寝る今夜の夢を思うと、私はふっと悲しくなった。
七月×日
坊さん簪買ふたと云うた……
窓の下を人夫達が土佐節を唄いながら通って行く。
ランマンと吹く風に、波のように蚊屋が吹きあげて、まことに楽しみな朝の寝ざめ、郷愁をおびた土佐節を聞いていると、高松のあの港が恋いしくなった。
私の思い出に何の汚れもない四国の古里、やっぱり帰えろうかなあ……御飯焚きになってみたとこで仕用がないし……。
オイ馬鹿!
メス!
赤豚!
別れて来た男のバリゾウゴンを、私は唄のように天井に投げとばして、バットを深々と吸った。
「オーイ、オーイ」船員達が呼びあっている。
私は宿のお上さんに頼んで、岡山行きの途中下車の切符を、除虫菊の仲買の人に壱円で買ってもらうと、私は兵庫から、高松行きの船に乗る事にした。
元気を出して、どんな場合にでも、へこたれてはならない。
小さな店屋で、瓦煎餅を一箱買うと、私は古ぼけた、兵庫の船宿で、高松行きの三等切符をかった。