후리가나로 읽는 일본 고전
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ほうろうき(しょしゅつ)
放浪記(初出)
林 芙美子
林 芙美子의 放浪記(初出)(ほうろうき(しょしゅつ))을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 103,349자 · 207화면
裸になって
外は嵐。
キュウピーよ、早く鳩ポッポだ。
吹き荒さめ、吹き荒さめ、嵐よ吹雪よ。
――何だかあんまり長くなりましたので、これで一寸ひとやすみしましょう。気分が新らしくなりましたら、又続けます。長谷川氏及び愛読者諸氏の好意を謝します。筆者――
裸になって
四月×日
今日はメリヤス屋の安さんの案内で、親分のところへ酒を入れる。
道玄坂の漬物屋の露路口に、土木請負の看板をくゞって、奇麗ではないが、ふきこんだ格子を開けると、いつも昼間場所割りをしてくれるお爺さんが、火鉢のそばで茶をすゝっていた。
「今晩から夜店をしなさるって、昼も夜も出しゃあ、今に銀行が建ちましょうよ。」
お爺さんは人のいゝ高笑いをして、私の持って行った一升の酒を受取った。
誰も知人のない東京だ。恥ずかしいも糞もあったもんじゃない。ピンからキリまである東京だ。裸になり次手に、うんと働いてやろう。私は辛かった菓子工場の事を思うと、気が晴れ晴れとした。
夜。
私は女の万年筆屋さんと、当のない門札を書いているお爺さんの間に、店を出した。
蕎麦屋で借りた雨戸に私はメリヤスの猿股を並べて「弐拾銭均一」の札をさげると万年筆屋さんの電気に透して、ランデの死を読む。