후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 187,841자 · 376화면
と、諸人はまた意外な思いに打たれた。
叡山の堂塔伽藍から坊舎楼門のすべてと山王七社までを一夜に焼き払ったという信長が――と、信長のこころを、どう解していいかわからないような顔をしたものである。
だが近頃、街道を往来する旅人のうわさなどから、上方や諸国の評を聞くと、
「――叡山を焼いたのは、叡山自身じゃとみないうている。神仏は焼こうとて焼けるものではないぐらいなことは、信長様も知らぬはずはないさ」
と、いう者が多かった。
いや、むしろ彼は人いちばいな敬神家でさえある。熱田の修築が実証している。また、仏教に対しても、憎悪をもっているわけはない。若年の頃、自分を忠諫して死んだ一老臣のために、政秀寺を建立して供養しているではないか。
また毎年。
一月の元旦といえば、衣冠をただして、遠く皇居を拝し、次に、祖先の廟にぬかずいて、父母のみたまに一年の報告をすることを例としているというはなしもある。
桶狭間へ出陣の明け方、
――人間五十年、化転のうちをくらぶれば。
と、舞い唄ったあの唄のこころというものは、明らかに、仏教から来ている生命観である。それをあの場合あの人がうたっているからこそ、武士道になっているが、その源泉には、濁らない仏教の精神もせせらいで流れているといってよかろう。