후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 187,841자 · 376화면
「また、一面には、海道その他の退路を遮断されるおそれもあり」
「なお、織田の後詰に後詰のかさなる時は、お味方は狭隘な敵地に立って、にわかの転勢もままなりませず」
「かくては、御西上の宿望もさまたげられ、むなしく血路をひらいて引揚げるのがようやくの儀となりましょう。そも、このたびの御出軍は、浜松一城の御攻略にあらで、初めから御上洛のことこそ大目的にもござりますれば――」
信玄は、中央の床几にあって、そういう口々の諫言へ、針のように細い半眼をもっていちいちうなずいていたが、やおら口をひらいて一同へ答えを与えた。
「みなの意見、至極もっともと思う。しかし、織田の援軍とて、たかだか三千か四千の小勢に過ぎまいとは、この信玄の胸づもりである――なぜといえば、もし岐阜の大半なと浜松へさし向ければ、かねて、信玄より申しやってある浅井、朝倉が必然、江北からうしろを衝こうし、また洛中の将軍家よりも、各地の門徒、残党どもへ一斉に激励の教書を発せらるるはず。……まずもって織田の懸念は大してない」
と、いちど語を切ってから、また静かに、
「もとより上洛の目標は一途に志すところではあるが、家康にかぎっては、路傍の邪魔石と、ただ避けて通るわけには参らぬ。