후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 187,841자 · 376화면
やがて行く手の岐阜へ迫れば、当然、家康めは、手兵をひッさげて、わがうしろを塞ぎ、織田を救けるに相違なかろう。さすれば、織田の充分に加勢のなし得ぬいま、直ちに、浜松城をふみつぶして通るが上策ではあるまいか」
諸将はそれに服すしかなかった。主君の言であるばかりでなく、戦術にかけても大先輩たる人の信念である。
だが、各※(二の字点、1-2-22)が隊へ帰ってゆく中で、ひとり山県昌景は、行軍のうえに薄ら寒く曇っている冬の陽を仰ぎながら、口のうちでこう嘆じていた。
「……実に天性、戦がおすきであられる。武将としては、稀な御器量ではあるが……」
一方。
浜松城へ、甲軍の方向急転がつたえられて来たのは、二十一日の夜だった。
信長からの援軍としては。
滝川一益、平手汎秀、佐久間信盛などを武将として、三千ばかりが城下に着いていた。
「思いのほかな少数」
と、失望の声もあったが、家康はさして歓びも不平の色も見せなかった。そして次々と情報の来るあいだに、軍議をひらき、城将の多くも、また織田方の部将のすべても、
「ひとまず岡崎へ退いて」
と、自重を望む中で、かれのみは依然、
「敵に城地をふまれながら、一矢も酬わずに退けようか」