후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 187,757자 · 375화면
遠来の使節はひとまず古府の客館に休息の時間を与えられた。一行は柴田家の老臣宿屋七左衛門、浅見対馬守入道道西、ほか士分二十余名、荷駄足軽の供数十人という大人数であった。
公式の使節たるはいうまでもない。石川数正が接待役として、一行の世話に当った。
「お会い日のお沙汰あるまで、まずごゆるりと」
両日ほど、一応のもてなし振りであったが、数正は、
「何分にもこの陣中。爾後の御軍務もおせわしく、家中の手も廻りかねておる有様です。馳走のおかまいも充分にとどきかね、主君にも、お気のどくなと申されておられまする」
同じような文句と鄭重さをもって、幾度も詫びるのであった。けれどその言を裏書するような誠意は少しも見あたらなかった。
「どうもお寒いことだ」
一行は冷遇を喞った。第一、柴田家からの沢山な音物にたいしても、目録を収めたきりで挨拶もない。
三日目である。石川数正が、
「今日、お会いすると仰せられます。宿屋殿と浅見殿だけお渡り下さい」
と、初めて家康のいる古府の館へ案内した。
この厳冬というに家康は火の気もない伽藍のような広間に坐っていた。貧苦と逆境には骨の髄まで虐まれて来た人とも見えない。