일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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にほんイデオロギーろん

日本イデオロギー論

戸坂 潤

戸坂 潤의 日本イデオロギー論(にほんイデオロギーろん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 263,376자 · 511화면

아오조라 문고

ということは弁証法的論理でなければならぬということである。ヘーゲル哲学や田辺哲学は之を非唯物論的な論理でなければならぬと考えたのだが、西田哲学は之を、思い切って逆さまにして、無的論理にする。だが唯物弁証法的論理こそ本当に唯一の存在の論理であり、従って又本当の論理なのである。――で、無の論理は論理ではない、なぜなら、それは存在そのものを考えることは出来ないのであって、ただ存在の「論理的意義」だけをしか考え得ないのだから。

さて最後に、存在をば無の場所に於ける一般者の自己限定として考えるこの「無の論理」から見れば、思弁的・宗教的・道徳的・深刻を以て鳴っている西田哲学は、意外にも、至極陰影明朗な・芸術的な・人本的でヘドニッシュでさえある処の、特色を示すということに気づかねばならぬ。元来西田博士が世界に就いて有っているイメージはそういう種類のものではなかっただろうか。事実を云えば、恐らくこうした特色が、西田哲学をあれ程有名にし又あれ程人気を集めたと考える他はない。そうでなければあんな難解な哲学が、あれ程多数の素人のファンを有つ筈はあるまい。西田博士という詩人の描く意味の影像は、その要点々々が或る時代の世人の日常的感能とよく合致して行ったので、そういう読者はスッカリ有頂天になって了ったのである。