일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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にほんイデオロギーろん

日本イデオロギー論

戸坂 潤

戸坂 潤의 日本イデオロギー論(にほんイデオロギーろん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 263,376자 · 511화면

아오조라 문고

うという一貫した企てである。社会の倫理的(又しても日本主義者までが倫理的!)権威は、かかる自由主義的国家の与り知ったことではない。――処が併し、ヨーロッパに於ても、こうした法治主義的自由主義が今やその役割を終え、その代りに、之を包含して立ち現われたものが、全体国家の観念だ、と氏は警告する。なぜ全体国家かと云うと、そこでは社会全体が即ち国家であり、各社会人が又国家の一員としての資格に於て初めて人間なのだからである。国家の機能は社会の凡ゆる内容に滲徹する。社会人の個人的私事などはもはや許されない、ということになるらしい。

かくて全体国家は、国家本来の(?)社会的権威を取りもどす。処でこの権威なるものは決してただの権力のことではない。元来自由主義者は権力しか知らない。だからこの権力が欠如していることを「自由」だと考えることしか知らない(全く河合教授などはそうだ)。処が氏によると、そんな自由はただの消極的自由のことでしかない。本当の積極的な自由は、こうした権力と相容れないどころではなく、寧ろこうした権力と結びついているものなのだと言う。こうした積極的自由と権力とが結びついたものを含むものこそ、例の権威だというのである。