후리가나로 읽는 일본 고전
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にほんばし
日本橋
泉 鏡花
泉 鏡花의 日本橋(にほんばし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 88,697자 · 177화면
油気の無い洗髪。簪の突込み加減も、じれッたいを知った風。一目にそれしゃとは見えながら、衣紋つき端正として、薄い胸に品のある、二十七八の婀娜なのが、玉のような頸を伸して、瞳を優しく横顔で、熟と飴屋の方を凝視めたのがある。
「あら、清葉姉さん。」
と可懐しそうに呼掛けて、若い妓はバッタリ留った。
「お千世さん。」
と柳の眉の、面正しく、見迎えてちょっと立直る。片手も細り、色傘を重そうに支いて、片手に白塩瀬に翁格子、薄紫の裏の着いた、銀貨入を持っていた。
若い妓はお千世と言う、それは稲葉家の抱妓である。
「お出掛け、姉さん。どちらへか。」
「いいえ、帰途なの。ちょっと浅草へお参りをしたんです。――今ね、通りがかりに見たんだけれど、お前さん、飛んだ目にお逢いだったわね。」
「ええ。」
「でも、可かったこと。私ね、見ていてどうしようかしら、と思ったのよ。――お千世さん。」
「は、」
と顔を上げて、甘えたそうに、ぴったり寄る。
「そして……あの坊さんは知った方。何なの、内へ勧化にでも来たことのある人なの。」
「いいえ、ちっとも知りませんわ。」
「そう。」
「笠を被っておいでなすって、顔はちっとも見えなかったんですもの……でも、そうでなくッても、まるッきり、心当りはありませんよ。