일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

にほんばし

日本橋

泉 鏡花

泉 鏡花의 日本橋(にほんばし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 88,697자 · 177화면

아오조라 문고

綺麗な花

六十四

「危えッ!」

危え、と蔵の屋根から、結束した消防夫が一人、棟はずれに乗出すようにして、四番組の纏を片手に絶叫する。

その下に、前と後を、おなじ消防夫に遮られつつ、口紅の色も白きまで顔色をかえながら、かかげた片褄、跣足のまま、宙へ乗って、前へ出ようと身をあせるのは清葉であった。

「放して、放して。」

この土蔵一つ、細い横町の表から引込んだ処に、不思議なばかり、白磨の千本格子がぴたりと閉って、寐静ったように音もしないで、ただ軒に掛けた滝の家の磨硝子の燈ばかり、瓦斯の音が轟々と、物凄い音を立てた。

「蔵は大丈夫だ。姉さん、危い。」とまた屋根から呼ばわる。

取巻く、人数が、

「退いた、退いた、退いた。」と叫ぶ。

薄藤色の出の衣服の、肩を揉んで身をあせる、火の粉は紅梅のごとく衣紋を切って散るのである。

「蔵じゃない、蔵の事なんかじゃないんだよ。」

「箪笥は出したい。出来るだけ出した。」

「内の人たち。」と、清葉はもう声が涸れる。

「乳母は、湯に入っていた処だ、裸体で遁げた。」

「娘さんも小婢も遁がした。下女どんは一所に手伝った。」

「何しろ火が疾い。しかも火元が裏家の二階だ。