일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

にほんばし

日本橋

泉 鏡花

泉 鏡花의 日本橋(にほんばし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 88,697자 · 177화면

아오조라 문고

――稲葉家は真向うの細い露地。片側立四軒目で、一番の奥である。片側は角から取廻した三階建の大構な待合の羽目で、その切れ目の稲葉家の格子向うに、小さな稲荷の堂がある。傍に、総井戸を埋めたと云う、扇の芝ほど草の生えた空地があって、見切は隣町の奥の庭。黒板塀の忍返しで突当る。

そこに紅梅の風情は無いが、姿見に映る、江一格子の柳が一本。湯上りの横櫛は薄暗い露地を月夜にして、お孝の名はいつも御神燈に、緑点滴るばかりであった。けれども、ここの露地口と、分けて稲葉家のその住居とに、少なからず、ものの陰気な風説がある。

以前、仲之町の声妓で、お若と云った媚かしい中年増が、新川の酒問屋に旦那が出来たため色を売るのは酷い法度の、その頃の廓には居られない義理になって場所を替えた檜物町。

廓に馴れた吾妻下駄、かろころ左褄を取ったのを、そのままぞろりと青畳に敷いて、起居に蹴出しの水色縮緬。伊達巻で素足という芸者家の女房。むかし古石場の寄子ほど、芸者の数を二階に抱えて、日本橋に芽生えの春。若菜家の盛を見せた。夏の素膚の不断の絽明石、真白に透く膚とともに、汗もかかない帯の間に、いつも千円束が透いて見える、と出入りの按摩が目を剥いたのが、その新川の帳尻に、柳の葉の散込むのが秋風の立つはじめ。