후리가나로 읽는 일본 고전
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にほんばし
日本橋
泉 鏡花
泉 鏡花의 日本橋(にほんばし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 88,697자 · 177화면
一重桜
三十九
膝に島田を乗せながら、葛木の色は白澄んだ。
チャランチャラン、と河岸通、五郎兵衛町を出番の金棒。
一重桜
三十九
「忘れもしない、ずっと以前――今夜で言えば昨夜だね――雛の節句に大雪の降った事がある。その日、両国向うの得客先へ配達する品があって、それは一番後廻、途中方々へ届けながら箱車を曳いて、草鞋穿で、小僧で廻った。日が暮れたんです。両国の橋を引返した時の寒さったら、骨まで透って、今思出しても震えちまう。
何の事は無い、山から小僧が泣いて来たんだ。
人通りは全然無し、大川端の吹雪の中を通魔のように駆けて通る郵便配達が、たった一人。……それが立停まって、チョッ可哀相にと云った。……声を出して泣きながら、声も涸れて、やっと薬研堀の裏長屋の姉の内の台所口へ着いた、と思うと感覚が無い。
浸々と降る雪の中に、ただどしんと云う音がしたって、姉が後で言い言いした。
ところがどうです……妹は妹で、その前夜から奉公先を病気で下って、内で寝ている。
これがまた悲惨でね。……聞いて見ると、猫の小間使に行っていたんだ。主人夫婦が可恐い猫好きで、その為に奉公人一人給金を出して抱えるほどだから、その手数の掛る事と云ったら無い、お剰に御秘蔵が女猫と来て、産の時などは徹夜、附っきり。